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具合悪くてMRIを受けてきたんですが……
まず最初に、これに着替えてくださいね、ってお洋服を渡されてもぞもぞ着替えたんだけど あ、ピアス外さなきゃだよね……え、これタトゥーとか大丈夫なのか?ってなって近くにいたナースさんに あの……って声かけた
あの……タトゥーとかって……大丈夫ですか?
って聞いたら、 どこにどれくらい入ってる?って聞かれたから ……なんか……ちっちゃくて……かわいいのが……ここと、ここと、ここと、……ってひとつひとつ場所とサイズを説明したら わお、たくさんだねえ って言われちゃった へへ……
とりあえずは大丈夫みたいだったからホッとして検査室に向かった
いかにもって感じの検査室で空気がこころなしかピリっとしてて、青白くて床も壁もつるつるでAIの火葬場みたいだな〜とかおもってた
耳栓してね、って渡された耳栓、耳が小さすぎて全然入らなくてぎゅうぎゅうに押し込んで苦戦してたら なんとなくでいいよ、って言われた そんなもんなのか
その上からヘッドホンみたいなのを装着されて ?! ってなった
アナログテレビで流れてるような、聞いたことあるような昭和JPOP歌謡みたいな音楽が流れてたから。 ほんとになに? コスモス畑のビジョンが見える音楽だった 色でたとえると黄色
台が動いて音楽の意味が無くなるくらいのありとあらゆる轟音が鳴り出した
たまにかすかにお歌が聴こえてくるのシュールだった 世紀末と歌謡曲がファイトしてた
20分くらい目を閉じてたら、肌がゾワゾワしてどこをスキャンされてるのかなんとなく感じて、五感ってすげえ……っておもってた
うるさい音となぞの音楽に包まれながら何も考えずにいたら、だんだん身体の輪郭があやふやになって空気に溶け込む感覚になってこわかった、MRIでトリップしそうになった あぶない
ヨガとか向いてるだろうな
終わったあとの“帰ってこれた感“、なんかわかんないけど懐かしい気持ちになって、具合悪いのもあいまって泣きそうになった
つかの間、すぐにレントゲン撮るよーって呼ばれてトコトコ走った
健康がいちばん、って話